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中国地方と「金」の関わり|日本と金の豆知識

日本では昔から金を価値あるものとして扱っており、全国各地にもさまざまな金に関するものが多く残っています。今回はそのなかでも中国地方と金の関わりについてご紹介します。


【目次】

中国地方と「金」①荒金鉱山

中国地方と「金」②防府天満宮の「黄金の鮎」

中国地方と「金」③純金バット&純金ボール

まとめ


中国地方と「金」①荒金鉱山

中国地方には金を採掘できる鉱山がいくつもありますが、ここでは荒金鉱山についてご紹介します。鳥取県に所在する荒金鉱山は、698年には銅が採掘されていたとの記録が残されており、日本最古の銅山として古くから採掘場として利用されていました。

当時の荒金鉱山では、銅や金といった鉱物が豊富に採掘されていましたが、その一方で鉱毒による被害が拡大していました。鉱毒は川に流れ出て、近くにあった小田川へと汚染は広がり、結果的に魚などの生物が生息できないような状態になってしまいました。その当時、小田川は「死の川」と呼ばれるほどの汚染状況でした。しかし、今では抗排水処理事業の取り組みにより、小田川で魚を見られるまでに回復したのです。

1943年に鳥取地震が発生したことで、荒金鉱山の鉱泥を保管していたダムが決壊し、働いていた日本人と朝鮮人の合計65名が亡くなりました。その後、捜索が行われましたが、被害が大きかったために、いまだに30人以上の遺骨が見つかっていません。そして、1955年に荒金鉱山は閉山となりました。地震で亡くなった人を祀るための慰霊碑が設立されており、現在でも毎年慰霊祭が行われています。


中国地方と「金」②防府天満宮の「黄金の鮎」

金はその希少性から、縁起が良いものとして扱われています。そのため、行事が催される際にゲン担ぎとして、金を素材に用いた縁起物が製作されることが多くあります。山口県防府市に所在する防府天満宮では、毎年アユ漁の安全と豊漁を祈願する金鮎祭が行われていますが、2018年6月1日には純金製の黄金の鮎12匹が5年ぶりに一般公開されました。黄金の鮎は過去に火事によって一度消失しましたが、現在は12匹全て復元されています。

黄金の鮎の重さは約300グラムです。これを金買取の価格相場に当てはめてみると、およそ147万円の価値(2018年6月11日時点で1g約4,895円)[十4]になります。 黄金の鮎は12匹あるので、単純計算でも総額1,700万円を超えます。黄金の鮎は、年に1度開催される金鮎祭でしか見ることができないので、興味がある人は実際に目にしてみることがおすすめです。


中国地方と「金」③純金バット&純金ボール

金はその希少性から縁起が良いものとして扱われると書きましたが、記念品として用いられることもしばしばあります。金を用いた記念品の代表としては、天皇の即位を記念した10万円金貨などがありますが、広島でも金を素材に用いた記念品が過去に発売されました。その記念品は、プロ野球チームである広島東洋カープがリーグ優勝を果たしたときに作られました。

2016年に広島東洋カープは、25年ぶりにリーグ優勝を果たし、それを記念して広島三越より純金製の野球ボールとバットが販売されました。価格は、バットが510万円、ボールが550万円と非常に高価なものでした。そのうち、広島三越では510万円の純金製バットが売れました。

この記念品の販売は、三越の売り上げを伸ばす目的ではなく、地域活性化を目的として行われたもので、広島東洋カープのリーグ優勝時には、三越以外にももみじ銀行や福屋八丁堀本店でも優勝を祝してキャンペーンやイベントが行われています。

ちなみに、野球ボールの方は500gですので単に金相場で計算すると550万円もすることはないでしょうが、この金額には優勝記念ということでのプレミア価値も含まれています。このプレミアによる価値は、金を売却するときにも当てはまります。


まとめ

金に限った話ではありませんが、金の売買はその日の金相場によって価格が決まります。また、プレミアがつくような希少価値の高い品物に関しては、金相場だけでなく、その希少性なども考慮して価格が決まるので、より高額になる可能性があります。プレミア性がある品物は、一見自分ではなんでもないようなものに見えても、プロが見るととても高価な品物と判明することがあります。自宅に眠っている貴金属や宝石を一度鑑定してみると思っていた以上の価値がある可能性もありそうです。


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