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甲信越地方と「金」の関わり|日本と金の豆知識

甲信越地方の「金」といえば、徳川家康が管轄した佐渡の大金脈、佐渡金山が有名です。今回は、江戸幕府を支える財源として重要視された佐渡の金をはじめ、甲信越地方で見られる金に注目してみます。


【目次】

甲信越地方と「金」①佐渡金山

甲信越地方と「金」②金箔トイレ

甲信越地方と「金」③信州ゴールデンキャッスル

まとめ


甲信越地方と「金」①佐渡金山

甲信越地方の観光名所として人気が高いのが佐渡です。かつて世界最大級といわれた金山からは、年間400kgを超える金が産出されていました。今や採掘される資源の乏しい国になった日本も、かつては資源豊富な国として栄え「金」の輸出量も多くありました。現在では鉱山としての働きはないものの、かつての大金山跡には多くの観光客が訪れています。

佐渡金山は、日本海が誕生する以前から繰り返される火山活動によって生まれた鉱脈によって生まれたものです。鉱山はもちろん、付近を流れる河川の中にも砂金としてかなりの量が発見され、余すことなく採掘されてきました。

1601年から徳川家康により開発されてきた佐渡金山は、1989年まで採掘が続けられました。388年間というその寿命は、世界的に見ても大変珍しい長さです。徳川幕府を支える財源としても活用された金は、現在でも『徳川埋蔵金』として多くのトレジャーハンターに夢を与えています。

佐渡金山には多くの労働者がいましたが、中学生くらいの子どもも働いていました。坑内の明かりを灯す燃料の補給などの雑用が主な仕事だったそうです。鉱石や物資を不正に持ち出さないための検問は厳しく、検問の通過をもって給料の目安にしていました。今でいうタイムカードの役割を検問で行っていたということです。

佐渡金山の鉱脈の総延長は約400kmですが、一般に公開している鉱脈は約300mです。酸欠防止のための道具など、鉱山にまつわる話がたくさん詰まった佐渡金山遺跡は見ごたえ十分です。2018年現在で世界遺産暫定リストにも挙げられる場所ですが、現時点では登録はされていません。

世界遺産登録される前に一度足を運んでみてはいかがでしょうか?


甲信越地方と「金」②金箔トイレ

長野県飯田市にある奥信濃展示試作館で有名なのが「金箔トイレ」です。トイレ一面に金箔が施されたトイレは、まさに豪華絢爛と言えるでしょう。

飯山市では金箔をあしらった伝統工芸品の数々が有名で、トイレを金箔貼りにした経緯も金箔文化にあやかったものなのでしょう。金箔トイレは飯山市の仏壇通りといわれる場所にありますが、金箔を使用した伝統工芸品に仏壇があります。金箔をあしらった仏壇は品のあるたたずまいで、迫力さえ感じるものが多いです。また、漆器に施される装飾にも金箔が使用されるものがあり、きらびやかで上品な椀などは大変魅力的です。


甲信越地方と「金」③信州ゴールデンキャッスル

長野県松本市にある信州ゴールデンキャッスルは、金や天然石、化石、宝石などの貴金属や美術品を収集した施設です。コレクションの展示は豪華ですが、現在は一般公開は行なっていないようです。運営は高島屋系列の百貨店でゴールドショップを展開している株式会社SGCで、同社は特別企画展も行なっています。企画展ではコレクションの一部を目にすることができるでしょう。外観も日本の建物ではないような純白の素敵な建物です。松本市を訪れた際には外観だけでも見てみてはいかがでしょうか。


まとめ

甲信越地方での金といえば、やはり世界最大級の金鉱山だった佐渡金山です。佐渡への渡航方法はフェリーかジェットホイルのみです。フェリーでは車を乗せて自家用車も一緒にわたることも可能です。金のルーツに触れて運用をじっくり考える旅とするのもおすすめです。


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