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大判の相場が気になる!買取価格は100万超えも夢じゃない?

大判は、豊臣秀吉の時代16世紀につくられたのが最初とされています。庶民の間で使われない貴重なもので、現在でも自宅にあるのであれば高い価格で売れるかもしれません。かつて流通した大判の概要や、買取価格の相場を確認しましょう。

【目次】

16世紀には作られ始めていた大判

大判紹介:天正大判金

大判紹介:慶長大判金

現在の大判の価値は?

まとめ


16世紀には作られ始めていた大判

大判は主に朝廷や公家への贈答として、また武家の間では戦の功績に対する恩賞として使われていました。種類は大きく分けると6種あります。

1588年には製造されたという天正大判金、その枚数は4万枚だったといわれています。買取店舗により異なりますが、もしこの天正大判金いまあれば、5千万から7千万の価値があるとのこと。400年以上も前のお金、しかも金であれば当然かもしれませんね。

そのほかにも、慶長大判金、元禄大判金、享保大判金、天保大判金、万延大判金などが作られました。数十万から数千万まで、その価格もさまざまです。


大判紹介:天正大判金

天正大判金は、豊臣秀吉の時代に作られました。既定量目や金の含有量はほとんど同じですが、3つの種類があります。

まず、最初に作られたのは天正菱大判金。右上に年号があり中央には墨書で「拾両 後藤 花押」の文字があります。鼻押とは、墨書を書いた人のサインのことです。文字の上部に1つ、下部に2つ菱形の桐極印が打ち込まれており、そこから名前が付き「菱大判金」と呼ばれています。現在存在が確認されているのは6枚と、とても希少な大判です。

そのうちの1枚が、2015年スイスで行われたオークションに登場し世間を騒がせました。なぜなら、それまで菱大判金は5枚しか存在しないと思われていたからです。そして、最終落札金額が「約1億4300万円」という高額な価格となり、ますます注目され話題となりました。実はこのとき、落札した人の名前は明かされていません。現在も謎のまま。その他の5枚は博物館に貯蔵、展示されています。

次に作られたのが天正長大判金です。金貨の中央にある墨書の「拾両 後藤 花押」は、菱大判金と同じですが、右上に年号がないところが特徴。丸形の桐極印で、上下左右の4か所に打ち込まれています。天正長大判金は、菱大判金よりも一回り大きく、縦が約17.5センチ、横は約10.2センチ。2004年に直径37センチ、厚さ2センチのウィーン金貨が登場するまでは、長い間天正長大判金が「世界最大の金貨」だったのです。

3つ目が大仏大判金。豊臣秀吉の子、秀頼が京都の方広寺大仏殿を建てるために作られた大判です。大仏大判金をつくるために、秀吉が大阪城にしたためておいた金塊がたくさん使われ、豊臣家の衰退の一因となったと言われています。

しかも、これは徳川家康が率先して作らせたものと言われます。これは豊臣家滅亡を企てた「罠」だったのかもしれません。いわくつきの物語があるのです。


大判紹介:慶長大判金

時代は江戸時代へと変わり、征夷大将軍となった徳川家康も大判を作ります。「天下統一の象徴の大判」と言われています。大判は5種類作られました。その中でも有名なのが「慶長大判金」。種類は大きく2つに分けられ、1601年に作ったものを慶長大判金と呼び、1658年から作ったものを明暦大判金と呼んでいます。

慶長大判金はもっと細かく分けると6種類あります。

笹書大判 花押が笹の葉に見えます。

拾両判 墨書きで「拾両」と書かれています。

二条判 拾両判と共に天正大判かもといわれています。

一ツ極印 裏面に「田・ま・金・さ・孫」のいずれか1つの極印があります。

サ・マ判 裏面に「サ・マ」の2つの極印があります。

次判 裏面に「ゑ・九」「さ・新」「長・新」のいずれか1組みの印があります。

明暦大判金は、1658年に起きた明暦の大火で溶けた江戸城の蔵にあった慶長大判でつくられたことから名前が付いたとされています。明暦大判金には3種類があります。

明暦判 江戸判とも呼ばれます。裏面に「久・七・新」「九・七・竹」のいずれか1組の極印が打たれています。

三ツ極印 裏面に「弥・七・九」「次・七・九」、「坂・七・九」、「弥・七・新」のいずれか1組の極印が打たれています。

四ツ極印 京都の大判座で鋳造。裏面に「次・七・源・九」「坂・七・源・九」「弥・七・源・九」のいずれか1組の極印が打たれています。


現在の大判の価値は?

大判は表に、墨書で文字を描いていることが特徴的です。最初に書かれていたのが薄くなった場合は、大判座に持ち込まれ書き直しされました。しかし、大判座に持ち込まず薄くなったからと第三者が書き直しをした大判もあります。この場合、大判そのものが本物であったとしても評価は下がります。

「墨書が濃くてはっきりしているから」と鑑定金額にワクワクしていたものの、第三者の書き直しが判明してがっかりしたコレクターも多いのではないのでしょうか。書き直された大判の判断は、プロでなければできません。

また、大判の表面に入っている模様も本物か否かを判断する材料です。本物は刻みこまれた模様が揃い美しく、美術品として人気があります。


さらに詳しく知りたい方はこちら→小判の相場は?高いものだと1枚200万以上のものもある!

まとめ

このように大判の価値を判断するには鑑定ポイントがいくつかあります。それらを総合的に判断し価格が設定されるのです。大判の状態によって違いはあるものの、本物であれば買い取り想定価格は100万円を超えるものが多くあります。

もし、大判が手元にあり価値を知りたい、売りたいという人は専門知識がある鑑定士がいるところにお願いしましょう。


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