Original

金メダルは純金ではない!?オリンピックメダルの材質

4年に一度開催されるスポーツの祭典・オリンピックでは、世界中のアスリートがメダルを獲得するために競い合っています。誰もが憧れる金メダルですが、実は純金製ではないということをみなさんご存じでしょうか?この記事では、金メダルが純金製でない理由やその経緯、また金メダルの価値について解説していきます。

【目次】

金メダルは「銀+金メッキ」

銀製の金メダルがルール化されたのは開催国への配慮

銀メダルと銅メダルの材質は「銀」と「銅」

金メダルは売ったらいくらになるのか

まとめ


金メダルは「銀+金メッキ」

金メダルは主に銀と金メッキを材料として作られています。ちなみに1位に与えられる金メダルの材料についてオリンピック委員会では、「少なくとも純度1000分の925の銀製で、6グラムの純金で金張りを施す必要がある」と、公式に定めています。実際にロンドンオリンピックの金メダルを例にすると、銀が約93%、銅が約6%、そして金は約1%だけしか材料として使われていないのです。金メダル自体の強度を上げるために銅も材料にしているようです。このように、純金でできていると思われがちな金メダルにはあまり純金は含まれていないのです。


銀製の金メダルがルール化されたのは開催国への配慮

1912年のストックホルムオリンピックまでは、純金製の金メダルが使用されていました。しかしそれ以降は、純金製の金メダルは使われていません。ではなぜ銀製の金メダルがルール化されたのでしょうか?それは開催国への配慮が理由とされています。

金メダルはオリンピックを開催する上で欠かせないものですが、オリンピックで使用するメダルは開催国が全て手配するように決められています。過去には、国の経済事情で純金製のメダルを用意することが難しい国もあったようです。スポーツで世界的に平和な社会を実現するためというオリンピックの趣旨もあり、金メダルを銀製にして経済事情による差をなくし、開催国の経済的負担を減らしました。


銀メダルと銅メダルの材質は「銀」と「銅」

金メダルの主な材料は銀でしたが、銀メダルと銅メダルの材料の割合はどうなっているのでしょうか?ロンドンオリンピックのメダルを参考にすると、銀メダルは93%の銀と7%の銅で作られていました。また、銅メダルは97%の銅と7%の亜鉛や錫を材料としていました。金メダルも銀メダルも、メダル自体の強度を上げるために銅が材料に使われているのです。こうして見ると、銀メダルと銅メダルはそれぞれ銀、銅をメインの材料にして作られているようです。


金メダルは売ったらいくらになるのか

もし金メダルを売却すると、どのくらいの価値になるのでしょうか?世界一のスポーツの祭典で、絶え間ない努力の末に掴んだ名誉を手放すような人は、普通はいないと思うかもしれませんが、過去には実際に手に入れた金メダルを売却した選手が存在しています。金メダルを手放した経緯と、売却価格を見ていきたいと思います。

・ウラジミール・クリチコ選手 売却価格約1億円

1996年のアトランタオリンピックにウクライナ代表として出場したウラジミール・クリチコ選手は、ボクシングスーパーフライ級で見事金メダルを獲得しました。そしてその功績の証である金メダルを、2012年に100万ドル(当時のレートで約1億円)で売却しました。彼は、売却して得たお金の全額を、子どもたちの教育やスポーツキャンプのための基金として寄付しました。子どもたちにとって、教育とスポーツは人生においてかけがえのないもの。子どもに教育を与えること、またスポーツを通して人を尊重してほしいという気持ちから、金メダルを売却したそうです。

・オティリア・イェジェイチャク選手 売却価格約800万円

2004年のアテネオリンピックの競泳で金メダルを獲得したポーランド代表のオティリア・イェジェイチャク選手。彼女は、オリンピックの代表入り前から、金メダルを獲得した際に白血病の子どもたちに寄付すると明言していました。そして見事に金メダルを獲得した彼女は、オークションで得たお金を全て医療機関に寄付しました。彼女は、「自分がオリンピックチャンピオンだという事実は、私の心の中にある。その事実を思い出すためのメダルは私には必要ない」と語っています。

以上の例はあくまで一例で、単純に貯金が尽きたから金メダルを売却したという選手も存在します。ですが、自分の名誉を手放してまで社会のために尽くそうという選手もいたようです。またその売却価格は1億円や800万と価格に差があります。これは単に金としての価値ではなく、プレミア性なども関係しているのでしょう。


まとめ

金メダルは、1912年のストックホルムオリンピックまで純金製でした。しかし開催国の経済事情に配慮する形で、銀を主な材料とするようになりました。金メダルには、単に金としての価値以上にプレミアが付いているものです。アプレには金についての専門的な知識を持つスタッフが多数在籍しており、プレミア価値の付くような貴重な品物でも査定できます。アプレは業界トップの高価格査定を実現しています。お見積もりの相談や何かお困りごとがあればお気軽にご相談ください。


【関連記事】

金の種類ってどれくらいある?それぞれの金の価値や買取価格とは

意外と知らない金の知識!金に関するお役立ちネタ4選をご紹介します

【新着記事】