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金先物とは?その特徴やメリット・デメリットに迫る

近年、金の価値は上昇していると言われていますが、そんな中で金先物取引という取引方法に注目が集まっています。この記事では、金先物取引がどんなものなのか、またどのようなメリット・デメリットがあるのか解説していきます。

【目次】

金先物取引の特徴

金先物取引のメリット

 ・少ない資金で大きな取引が可能

 ・「売り」「買い」のどちらからでも取引が可能

金先物取引のデメリット

 ・元本・利益は保証されない

 ・大きく損をする可能性がある

税法上での「金先物取引でのお金の動き」の扱い

まとめ 


金先物取引の特徴

金先物取引とは、将来の金の値動きに対して売買を行う取引方法です。イメージとしては、取引対象が金に限定されたFXのようなものです。また金先物取引では、取引時点に取引額を全て用意している必要はありません。証拠金という決められた金額を預けることで、その数倍の金額の取引が行えるようになるのです。そのレバレッジの倍率に関して言えば、FXでは最大25倍ですが、金先物取引では数十倍という高倍率での取引も可能で、高いものではおよそ70倍にも及びます。そのためFX以上に大きく利益をあげることができますが、逆に言えばそれだけリスクが伴う取引であるとも言えます。

さらに詳しく知りたい方はこちら→金取引・投資のポイントは「自分に適した手法を見極めること」

金先物取引のメリット

金に限った話ではありませんが、先物取引は将来の価格変動に対して取引を行うという特徴ゆえのメリットが存在しています。どんなメリットがあるのか紹介していきます。


少ない資金で大きな取引が可能

金先物取引では総額の数%の金額を証拠金として預けることで取引を行うことができます。そのレバレッジ率も数倍からおよそ70倍までと非常に大きいので、資金が少なくても大きな利益を上げられる可能性があります。レバレッジ率が70倍の場合は、総額700万円の取引を10万円の証拠金を準備するだけで取引を行う事が可能です。


「売り」「買い」のどちらからでも取引が可能

金に限った話ではありませんが、先物取引の大きな特徴として、売りからでも買いからでも自分の好きなタイミングで取引を行うことができます。将来の価格が下がると予想したならば売りから、価格が上がると予想すれば買いからというように、取引のタイミングに合わせた行動をとることができるのです。そのためタイミングは関係なく、将来の価格が予想して取引を行うことができます。


金先物取引のデメリット

金先物取引のメリットを紹介しましたが、一方でデメリットも存在しています。取引にはお金がかかるので、始める前にデメリットについてもしっかりと確認しておきましょう。


元本・利益は保証されない

金先物取引では取引時に証拠金としていくらか預けますが、将来の価格の変動によっては利益が見込めないことはもちろん、元本が戻ってこない場合があります。例えば、将来の金の価格が上がると予想していた場合でも、予想に反して価格が大きく下落した時には、元本が戻ってこない上に利益も当然ありません。


大きく損をする可能性がある

金先物取引はレバレッジ率が高いため、非常に大きな利益を上げることが可能ですが、もし相場が予想に反した動きをした場合には、大きく損をする可能性もあります。特に金は非常に高額なため、価格が少し変動しただけでも総額は大きく変動します。損失を防ぐためにも、細かな分析、慎重な判断が必要です。


税法上での「金先物取引でのお金の動き」の扱い

金先物取引で生じた利益や損失は税法上の扱いを受けます。利益が発生した場合と損失が発生した場合では扱いが変わるので、しっかりと確認しておきましょう。

年間を通して金先物取引で利益が上がった場合はその利益に対して15%の所得税、5%の地方税の合計20%の税金を納める必要があります。これは対象の所得の金額に関係なく一律で20%と決まっています。また2011年に「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」が制定したことにより、2037年の12月31日までは上記の税金に加えて復興特別所得税を納める必要があります。そのため、この期間内に利益が発生した場合には2.1%の復興特別所得税が課されます。

一方、金先物取引で損失が発生した場合には、3年間繰越控除を受けることができます。



2018年

2019年
2020年
収益
-100万円
+60万円
+60万円
課税を受ける対象額
0円
0円
20万円


2019年は60万円の利益が上がっていますが、前年のマイナス分と合わせると通算額は-40万円になるので、この時点ではまだ課税を受けず、税金を納める必要はありません。ですが2020年に60万円の利益が上がった場合は、残りの繰越分と合わせると通算20万円の利益になり、この20万円に税金が課税されます。このように仮に損失が発生したとしても、3年間は繰越控除を受けることができます。また金先物取引における所得は、FXなど他の金融商品の損益と合算することも可能です。


さらに詳しく知りたい方はこちら→金売却にかかる税金の仕組みをおさらい!

まとめ  

近年注目を集める金先物取引では大きな利益を上げることができますが、一方で大きな損失のリスクもあります。しかし、少額の資金から始められることは非常に魅力的なポイントです。金先物取引を始める際は、リスクや税法上の扱いをしっかりと確認するようにしましょう。


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