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自分で金を鑑定できる!?簡易的な「金の鑑定方法」

金を鑑定するにはさまざまな方法があります。ここでは、ご自宅で簡易的に金を鑑定する方法をいくつか取り上げてご紹介します。それぞれの詳しい鑑定の仕方のご紹介に加え、特徴も解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】

金の簡単鑑定方法①磁石にくっつけてみる

金の簡単鑑定方法②比重を調べる

金の簡単鑑定方法③噛んでみる

本気で確かめたいときはプロの鑑定士に依頼

まとめ 


金の簡単鑑定方法①磁石にくっつけてみる

まず、磁石を使って鑑定する方法です。金は磁石にくっつかないという性質を持っています。強力な磁石を使ってくっつかなかった場合、金ではないと鑑定する方法なのですが、金以外にも磁石にくっつかない金属はあるので、くっつかなかったといって本物の金だと言い切れないという点がデメリットです。


金の簡単鑑定方法②比重を調べる

次にご紹介するのは、金の手触りや重さ、色味などで鑑定する方法です。これらは、金の特性を活かした鑑定方法といえるでしょう。

まず、手触りに関して解説します。金は数ある金属の中でも熱伝導率が高いという性質があります。ですから、触った瞬間は冷たくても、本物の金であれば体温が伝導して温かくなります。ただ、この鑑定方法に関しては、偽物と比較した場合には分かりやすいかもしれませんが、素人が本物の金だけを手に持ってその微妙な手触りの違いを正確に感じられるのかという問題があります。

次に、重さで鑑定する方法についてです。金の比重は高く、金属の中でもとりわけ高いという性質があります。純度によって比重はそれぞれ異なりますが、一例を挙げると、純金であるK24の比重は1mlで約19.3gとなります。計量器がない場合は、水に沈めて調べる方法があります。手順は以下のようになります。

①金製品の重さを計る

②水を入れたグラスなどの入れ物を計りに載せ、計りのメモリを0gにする

③金製品を糸で吊るして水の中に入れる。そこで出た数字が、その金製品の体積となる

④最初に計った金製品の重さを、③で出た重さで割れば、比重値が出る

⑤算出した値が純度ごとに異なる金の比重と合っているか確認

それから、3つめの方法が色味による鑑別方法です。純度の高いK24は、黄色というより少しオレンジ色を帯びているのが特徴です。オレンジの色味は、純度が低くなるにしたがって薄くなっていき、黄色が強くなってくるイメージです。純度が低いK10に至っては、金の純度が低いので、黄色といっても少し暗めの色味になります。ただし、これも手触りで鑑定する方法と同様に、日常的に金を見ているプロの鑑定師なら色味の違いが分かるでしょうが、素人には正確に分かるのかというと少し疑問が残ります。


金の簡単鑑定方法③噛んでみる

次に、「バイトテスト」といわれる方法です。これは金かどうか調べたい金属を歯で噛んで跡が残るかどうかで判別します。跡が残れば金であり、跡が深くつくほど純度が高いとされています。ただし、この方法に関しては、鑑定する人の歯や金自体が傷つく可能性があるほか、金以外にも跡が残る金属は他にもあることから、確実に鑑定できる方法というには十分ではないという点が挙げられます。


本気で確かめたいときはプロの鑑定士に依頼

金が本物であるかどうかの簡単な鑑定方法として、ルーペなどを使って目視で金の刻印を確認する方法があります。金にはその種類を刻印するのが決まりになっており、これは日本に限らず世界共通事項です。金の単位には「K(カラット)」が使われています。また、K10を下回るものは、見た目がいくら金のようであったとしても本物の金ではありません。ルーペで刻印を確認した時、「K10」や「K18」、「K24」などと刻印されていたら本物の金といえるでしょう。

また、海外では日本の24分率表記ではなく、1000分率表記で刻印されていることもあるほか、金の延べ棒に関しては実際とは異なる刻印をして、その分価格を高くして売るなどの詐欺行為が行われるということがあります。例えば、「K24」は純度99.99%です。純度が高ければ高いほどそれは高級な金といえます。この点を利用して、たとえば実際は「K18」なのに「K24」と異なる刻印をして、その分高い金額を騙し取るといったことが行われる場合があります。

また、表面部分だけが金である金メッキや金張りを本物の金と偽る詐欺行為が行われることもあります。金メッキの場合、刻印は「GP」になり、金張りの場合の刻印は「GF」となりますので、これらは刻印をしっかり確認すれば見分けることも可能でしょう。

ただし、刻印で金を見分ける方法に関しては、アクセサリーなどの場合、使っているうちに摩擦などで刻印が消える可能性があったり、本物の刻印と同じように偽物にも刻印が入っていたりする場合もあります。さらに、海外製の金に関しては、刻印されている純度と実際の純度が異なる場合やアクセサリーなどは、刻印なしで売られているものなどもあるのです。つまり、刻印だけの鑑定では十分に金の鑑定ができない可能性があることも合わせて知っておくようにしましょう。本気で確かめたい、そう思ったなら、やはりプロの鑑定士に依頼してみたほうが良いかもしれません。


まとめ  

個人でもできそうな金の鑑定法をいくつかご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。簡単にできる鑑定方法もありますが、それぞれの方法には、正確性に欠けるなどのデメリットもあります。ご紹介した鑑定法を試す場合には、その点を頭に入れておきましょう。これらの方法はあくまでも簡易的・補助的な役割しか備えていないので、正確に鑑定したい場合はプロの鑑定士に依頼しましょう。


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