Original

金の種類ってどれくらいある?それぞれの金の価値や買取価格とは

一言で「金」といっても、実はいろいろな種類があることをご存知でしょうか?
さらに、その種類によって金の価値は大きく変わってしまうことがあります。
金の取引や売買を行うにあたって、金について改めて理解を深めておきましょう。

ここでは、金の種類やその価値について、詳しくご紹介していきます。

【目次】

金の種類には何があるかを知る

 ・金は主に5種類に分類される

 ・金の表示でよくある「K○○」ってなに?

金にさまざまな純度がある理由

 ・純金というのは非常に柔らかい

 ・他の金属と混ざりやすい

資産価値の高い金の種類

 ・相場目的で保有するK24

 ・近年注目されつつあるK22

資産価値よりもジュエリー用に重宝される金の種類

 ・ジュエリーのためのK18

 ・壊れにくい特徴のあるK14

 ・安価で資産価値の低いK10

○○Kと刻印されている金は要注意

まとめ


金の種類には何があるかを知る

金は主に5種類に分類される

金の分類には、主に純度が用いられます。金の純度というのは、ある一塊の物質の中で、どれだけ金が含まれているのかを示す指標です。
多くの金製品というのは100%金だけで出来ているというわけではありません。

たとえば、同じ大きさの金が2つあったとします。
パッと見では、同じ価値を持つ金のように思ってしまうかもしれません。
しかし片方が99.9%の純度の金で、もう一つは80%程度の純度の金であれば、その価値は全く変わってきます。

もちろん、純度が高ければ高いほど、金自体の価値が高くなり、買取価格も高くなります。
金はこの純度によって様々に分類されており、その中で代表的な5種をご紹介します。
それぞれの純度について詳しく確認していきましょう。

金の表示でよくある「K○○」ってなに?

一般的に純度を表す場合、100分率で表示されることが多いです。
しかし、金においては100分率を用いずに24分率が用いられます。すなわち、純金であることを表示する際にはK24と表示されるのです。
24分率で分類した場合、次のような分類で表示されます。

  • K24:100.0%
  • K22:91.7%
  • K18:75.0%
  • K14:58.5%
  • K10:41.6%


なぜ、金が24分率で表示されるようになったかは、かなり古くまでさかのぼる必要があります。

金は、古来より美しく価値があるものとして重宝されてきました。
現在でこそ、精密な電子スケールによって重さを算出することができるのですが、そのような機器のない当時は天秤によって重さを算出していました。

天秤で重さをはかる際には植物の種を使っており、その数が24個の場合純金であると判断されていたことから、当時の名残として、現代に至っても24分率で表示されるようになったといわれています。


金にさまざまな純度がある理由

純金というのは非常に柔らかい

精製技術が発達した現代において、純金を精製するというのはさほど難しいものではありません。
それなのに、何故純度によって分類されるのでしょうか?

純度を分けずにすべて純金にしてしまえば取引も楽になりそうですが、そうすることができない理由がいくつかあるのです。

まず金属として純金はとても柔らかい物質です。
非常に美しいとされる純金ですが、ちょっとした衝撃や熱を受けることで簡単に傷がついたり、へこんだりしてしまうというデメリットがあります。
純金は非常に価値の高いものなのですが、その柔らかさからアクセサリーなどへの流用に難があるのです。

他の金属と混ざりやすい

金は他の金属と混ざりやすい性質を持っています。
混ぜることによって、先に挙げた熱に弱く柔らかいという特徴を補って、強く硬い金として精製することができます。

さらに、金属の配合具合によっては、ピンクゴールドやホワイトゴールド、イエローゴールドといった、色合いの違う金を生み出すことができるというメリットもあります。

アクセサリーなどへの二次加工を最終目的とした場合は、K24の純金ではなく、純度を落とした金のほうが利用価値が高くなります。
そのため、あえて他の金属と混ざり合いやすいという特徴を利用した、純度を下げたものが存在しているのです。

資産価値の高い金の種類

相場目的で保有するK24

K24は、最初に説明したように不純物が入っていない純金のことです。熱に弱く、非常に柔らかく傷つきやすいです。
そのため、国内ではジュエリーとしてK24を利用することは少なく、いわゆる金の延べ棒に代表される、インゴットなど成型した状態がほとんどです。


混合物がほぼ入っていないことから、腐敗や変色といった劣化がなく、ほぼ永久的にその美しさを保つとされています。
そのため、資産的な役割が強いです。
金相場が上昇した時の売却を目的として保有していたり、国内情勢や世界情勢の影響による通貨リスクのために保険としてに保有しているのが、主な利用方法です。


さらに詳しく知りたい方はこちら→【純金・K24】金純度99.99%以上・フォーナイン純金の特徴と魅力

近年注目されつつあるK22

K22は、K24に比べると純度は下がるものの、それでも91.7%という高い純度を誇る金のことです。
近年では、その純度の高さが注目され、さらに輝きもK24に似ていることから、ジュエリーとしての流通が増えてきています。


また、K24よりも資産価値は下がるものの、高い資産価値を保持しています。
そのため、金貨など持ち運びしやすい形で保有をしていることが多いです。
さらに、金貨にはプレミアムがつくことがあります。貴重な金貨であれば、実際のK22の価値よりもさらに高く買い取られることもあります。
金貨を売却する際には、その金貨にプレミアムがついているかどうかも確認しましょう。


K24よりは硬いですが、それでもまだ非常に柔らかいので、取り扱いは慎重に行わなければなりません。取り扱いには十分な注意しましょう。


さらに詳しく知りたい方はこちら→海外では人気の金の種類!K22に関する知っておきたい知識4つ

資産価値よりもジュエリー用に重宝される金の種類

ジュエリーのためのK18

K18は、ジュエリー用途としてもっとも多く利用されている純度の金です。

ジュエリーに最適な硬さであり、さらに配合する混合物によってピンクゴールドやホワイトゴールドといった種類の金を作り出すことができます。
また、非常に加工しやすい純度の金なので、ジュエリー以外にも時計やカメラ、スマートフォンやライターなどにも利用されています。

壊れにくい特徴のあるK14

K14は純度が58.5%、つまりおおよそ半分は混合物が含まれている金です。

シルバーなどの金属が入っていることが多く、純度が低い代わりにK18以上の金に比べると壊れにくいのが特徴です。
ただし、金の割合が低いため輝きが弱いのと、人によっては混合物の金属に反応してアレルギー反応を起こすことがあります。

加工がしやすく価格が安いということで、ジュエリー以外にもペンやピアスの留め金などに利用されることが多いです。

安価で資産価値の低いK10

K10は、全体の半分以上が金以外の物質で構成されています。ここまで紹介してきた中でもっとも硬度があり繊細な加工にも耐えうるので、多様なデザインのアクセサリーに採用されています。

ただし、ここで紹介した金の中で最も輝きが弱く、さらに混合物が多いのでさびやすいというデメリットがあります。
またK14以上に、人によっては金属アレルギーによるアレルギー反応を起こす可能性があります。

○○Kと刻印されている金は要注意

金の中には、「K○○」といった表記ではなく、「○○K」と表記されているものがあります。
Kが先に刻印されているものは国内で製造されたものが多く、後に刻印されているものは海外で製造されたものが多い傾向にあります。

原則として、純金の配合率は同じであるものの、「あとK」とも呼ばれる海外製造の金には、表示よりも金の配合率が低いケースも少なくありません。

すべての製品が粗悪なものではありませんが、○○Kと刻印されているものは注意するようにしましょう。

まとめ

金は純度によって大きく分けて5種類に分類されており、純金とされるK24はもっとも資産価値として優れているものです。
ただ、金は性質として非常に柔らかいため、金貨やジュエリーといった持ち運びしやすいものに加工するために、純度の低い金が精製されます。

金を取引する際には、その金の純度を理解して取引をするようにしましょう。


【関連記事】

金の買取ってどうやるの?よく耳にする「金」の取引についての基礎知識

金にはなぜこれだけの価値があるのか?その歴史、利用法の変遷を知る

金・銀・プラチナ・パラジウムなど「貴金属の特徴と価値について」



【新着記事】