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金の価値を決める際の大切な指標「比重」とは


金の価値を決める大切な指標となる「比重」。

金投資を検討していたり、すでに経験をしたことがある人であれば一度は聞いたことがあるでしょう。この仕組みを知っているか知らないかで、あなたの選択眼の質は大きく左右されることになります。

比重とはそもそも何か、そしてその数値を求める方法とは。金を語る上で欠かせない知識を、ちょっとした雑学も交えながら紹介していきます。

【目次】

「比重は「重量÷体積」の値」

「水を使って体積を調べたアルキメデス」

「比重から金の純度は推測できる」

「家で比重を調べるには?」

まとめ


「比重は「重量÷体積」の値」

貴金属にはそれぞれに比重があり、それぞれの金属で異なる値を示します。

例えば金とプラチナの比重はもちろん異なりますし、同じ金であってもK18とK24では比重の範囲が異なります。

つまり、金属の価値を正確に鑑定するためには、比重が重要な値となるわけですね。

比重は「重量÷体積」という計算式で求められます。要は、小さいのに重ければ、それだけ比重が大きいと言えるわけです。

ちなみに、金属の比重は水が基準として計測されています。1g/1cm3 (1立方cmあたりの重さが1g)だと比重は1。

よく使われる金やプラチナ、銀の比重値は以下のような数値になります。

・金 19.32

・白金 21.45

・銀 10.53


・K24 19.13~19.51

・K18 14.84~16.12

・Pt900 18.61~20.08

・Pt850 17.53~19.38

こうやってみると、いかに金が重いか、そしてまた、同じ金でも比重値の範囲は大きく異なることがわかるでしょう。


さらに詳しく知りたい方はこちら→金の種類ってどれくらいある?それぞれの金の価値や買取価格とは

「水を使って体積を調べたアルキメデス」

比重を求める際に必要な体積の数値。これを調べる方法を最初に編み出したのは、古代ギリシア時代に活躍した科学者、アルキメデスだと言われています。

ある時アルキメデスは王様の命令で、自分が持っている王冠が、混ぜ物のない純金で出来ているか調べて欲しいと言われました。もちろん、大切な王冠に傷をつけることは許されません。

どうしたものかと考えあぐねていたアルキメデスですが、ある日お風呂に入ろうとしたとき、湯船からあふれ出る水を見て、体積を調べる方法を思いついたんだとか。

王冠と純金をそれぞれ湯船に入れ、水の溢れる量を計測。素材も重量も同じであれば、体積も同じになるはずなので、あふれ出る水の量も同じにならなければならない。というわけです。

ちなみにアルキメデスがこの方法をひらめいた際、感情のあまり「ユリイカ!ユリイカ!」と叫びながら、街道を裸で走り回ったそうですよ。現在でも、芸術冊子のユリイカや、アニメのエウレカセブンなどで使われている言葉ですね。


「比重から金の純度は推測できる」

さて、比重の求め方が分かれば、そこから逆算して金の純度を推測できるということでもあります。

金の場合、比重が高ければ高いほど純度が高いということになりますから、比重=重量÷体積の公式を当てはめてあげれば良いのです。

重量を体積で割り、比重がK18の数値辺りであれば、それはK18。金の純度はそこまで高くありません。逆にK19以上の数値が出たのであれば、それはK24である可能性が高く、より高い価値を持っていると考えて問題ありません。


「家で比重を調べるには?」

計算方法が定まっているため、比重は家でも調べることが可能です。

ここからは、おおよその比重値を確認できる方法をご紹介しましょう。

用意するのは、計りと水だけで大丈夫です。

手順は以下の通り。

1.金製品の重さを計る。

2.水を入れたグラスなどの入れ物を計りに載せ、計りのメモリを0gする。

3.金製品を糸で吊るして水の中に入れる。そこで出た数字が、その金製品の体積となります。

そしてあの公式の出番です。

1で計った重さを、3の重さで割れば、比重値が出てくるのです。

例えば、K18と刻印された金製品があったとしましょう。1の重さが150g、3の重さが10g(=10㎥)であれば、150÷10で、比重値は15となります。

K18の比重値である14.84~16.12の範囲内にありますので、この製品はK18であるという可能性が高いと言えるでしょう。


まとめ

今回は金に関するちょっとした雑学を中心に紹介しました。比重値を求める方法をしっておけば、ある程度自分でその価値を見抜くことができるため、より精度の高い投資が実現できるかもしれませんね。

とはいえ、あくまでも近しい数値を出すことができるというだけですので、過信してはいけません。金の価値を正しく調べたり、そこから本格的な投資を検討しているのであれば、プロの力を借りましょう。


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