Original

古物市場はどう変わる?2018年以降の動向を探る

リサイクルショップの在庫管理、商品の仕入れに欠かせない古物市場。インターネットの普及により、一般のエンドユーザーが気軽に古物取引できるようになりました。古物商にとっては仕入れ、販売ともに一層の競争激化が予想されます。こうした状況の中で、古物市場はどのように変わっていくのでしょうか。2018年以降の古物市場動向を探っていくことにしましょう。

【目次】

古物商には辛い時代の到来……古物市場の重要性

 ・エンドユーザー間のリユース市場が拡大!古物商は品薄状態になりがち

ネット事業者の参入が増えてくることが予想される

 ・誰でも簡単に古物商になれる時代の到来

新参者にも参加しやすい市場作りが流行中

 ・新規古物商が増えた結果?新人に嬉しいサービスを提供する市場も!

特定のジャンルに特化した古物市場が人気

 ・古物市場の差別化が今後も進む予想

まとめ


古物商には辛い時代の到来……古物市場の重要性

エンドユーザー間のリユース市場が拡大!古物商は品薄状態になりがち

近年はリユース大型店や下取りを行う量販店などの増加、フリマアプリの普及等で買取業者が商品を集めにくい状況になっています。特に、夏やお正月セールなどの売りシーズンには、商品数の確保に苦労する古物商も少なくありません。

エンドユーザーからの仕入れが難しくなってきている今、生産者(メーカー)、卸売り問屋、小売店、消費者といったどのラインからも商品が入って来るルートを持っている古物商が集まり、古物商間の古物の売買又は交換を行える古物市場が、古物商にとって一層重要な場になることは間違いありません。

今後お店の利益を上げていくには、いかに上手に古物市場を使いこなすかが大切になってきます。そこで、今後の古物市場の動向を見ていくことにしましょう。


さらに詳しく知りたい方はこちら→リユース業界は今どうなっているの?今後の展望と併せて分析してみました

ネット事業者の参入が増えてくることが予想される

誰でも簡単に古物商になれる時代の到来

近年、店舗を持たないネット事業者(ネット古物商)が増えてきています。とあるジュエリー・家電・雑貨等を扱う古物市場では参加者の70%がネット古物商といったケースもあり、背景としてネットでの古物販売が法的にも金銭的にも難しくないことと、ネットで商品を購入するユーザーが増えてきていることが挙げられます。

ネット古物商のメリットは様々。販売に必要なツールはPCと販売商品を撮影するデジタルカメラのみで、店舗を持たないため諸経費を格段に抑えることができます。さらに届け出も、古物商許可申請書の別紙に古物商の営業に使用するURLを書き込み、そのドメインが自身のものだと証明する資料を提出するだけです。

このように非常に手軽なため、ネット事業者は今後さらに古物市場へ参入してくることが予想されます。


新参者にも参加しやすい市場作りが流行中

新規古物商が増えた結果?新人に嬉しいサービスを提供する市場も!

ネット事業主などの新規古物商が増えた結果かも知れませんが、新人でも参加しやすいようなサービスを実施している古物市場も増えてきています。

例えば、会員同士の親睦を深めるためゴルフコンペを開催する、まだ商品を購入出来ていない人を優先する、笑い声が聞こえるようなアットホームな雰囲気作りをしている、紹介なしに参加できるなどです。

こうした新人にとって入り込みやすい古物市場は今後も増え、それに伴い古物商同士の意見交換の機会も増えていくことでしょう。


特定のジャンルに特化した古物市場が人気

古物市場の差別化が今後も進む予想

時計や食器など、いままで数の少なかった特定のジャンルを、強化する古物市場も増えてきています。売り手としては見る目を持った買主に巡り合える機会が増えて出品数の増加につながり、買い手としては購入の幅が広がるため、双方にとってメリットとなります。

全国で1000以上もあると言われる古物市場の差別化を図り、増え続ける古物商の期待に応えるために今後も細分化され、ジャンルに特化した古物市場が出てくることは確実です。


さらに詳しく知りたい方はこちら→初心者注意!古物市場に参加するためのルールと決まり

まとめ

2018年以降の古物市場では、ネット古物商の増加やリサイクル業界の拡大にともない、新人でもストレスなく参加できるスタイルの古物市場が増加することが見込まれます。また、今後増え続ける古物商の期待に応えるため、時計や食器といったより細分化されたジャンルに特化した古物市場の人気が高まることでしょう。

こうした細分化されたジャンルに人が集まるということは、勢いを増す競争に生き残るべく古物商同士が「差別化」「すみ分け」を意識し始めていることの現われと言えます。今後のビジネス展開を予想し、古物市場を有効に活用していきましょう。


【関連記事】

初心者さん向け!押さえておきたい古物市場の種類別特徴と強み

最近の訪問買取業者の動向は?必要な許可証や訪問買取の流れを解説します

【新着記事】