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【プラチナのインゴット】資産としてのプラチナを考える

プラチナは、ジュエリーに利用されるだけでなく、資産としての価値を持つ貴金属です。資産運用のメインは現物取引ですが、それ以外の運用方法も存在します。現物取引で用いられるインゴットの特徴を中心に、資産としてのプラチナについてご紹介します。

【目次】

プラチナを使った資産運用

 ・毎月定額を積み立てる「プラチナ積立」

 ・ハイリスク・ハイリターン「プラチナ先物取引」

 ・プラチナ価格に連動する「プラチナETF」

 ・最も一般的な取引方法「プラチナ地金の現物取引」

プラチナの地金の種類と特徴

 ・プラチナのインゴット

インゴット品質を保証するLPPM

 ・インゴットの保証書は本体の刻印

 ・LPPM(ロンドン・プラチナ・パラジウム・市場)とは

 ・LPPMのプラチナ日本公認業者

プラチナの地金

 ・インゴットの種類と購入方法

 ・プラチナ地金型コイン

まとめ


プラチナを使った資産運用

美しさだけでなく、資産としても注目されているプラチナ。プラチナを使った資産運用としては、次のようなものがあります。

毎月定額を積み立てる「プラチナ積立」

毎月一定額、継続的にプラチナを購入していく方法です。少額から投資を開始でき、毎日少しずつプラチナを買い付けていくため、価格変動リスクを抑えることができます。なお、年会費や購入手数料は取扱会社によって異なります。

ハイリスク・ハイリターン「プラチナ先物取引」

預けたお金の数倍の取引が可能なため、大きな売買利益を得ることができる反面、損も大きくなる可能性があります。「買い」ではなく「売り」から始めることもできるため、プラチナの価格が下降しているときでも、利益をあげることが可能です。

プラチナ価格に連動する「プラチナETF」

プラチナETFは、プラチナの価格に連動して価格が推移する上場投資信託です。証券取引所で、株などと同じよう誰でも取引することができます。一定の信託報酬が加算されますが、元本保証はありません。

最も一般的な取引方法「プラチナ地金の現物取引」

プラチナの最も一般的な投資方法は「現物」への投資です。現物とは実際の商品、つまり地金のプラチナを意味します。プラチナの地金の種類や特徴については、このあと詳しく説明していきます。

プラチナの地金の種類と特徴

プラチナのインゴット

金属を精製し、ひとかたまりにしたインゴットというと、まず金を思い浮かべるかもしれません。しかし、金だけではなく、プラチナ、銀などのインゴットも存在するのです。
プラチナのインゴットは、金と同じく多くの店で扱われています。バーの形で売買されているプラチナの品位は、百分率で表わされており、99.95%以上で地金として認められています。


さらに詳しく知りたい方はこちら→プラチナの種類(純度)について理解を深めよう

インゴット品質を保証するLPPM

インゴットの保証書は本体の刻印

インゴットには、保証書がありません。本体に印された刻印がインゴットの保証書となります。刻印には、


  1. 重量
  2. 純プラチナの品位表示
  3. 精錬業者名・マーク
  4. 製造番号(金塊番号)


などが表示されています。精錬業者がLPPM公認業者であることを、必ず確かめましょう。LPPM公認業者のバーはGOOD DELIVERY BAR(グッド・デリバリー・バー)と呼ばれ、高い信頼率を誇ります。

LPPM(ロンドン・プラチナ・パラジウム・市場)とは

LPPM(The London Platinum and Palladium Market)は、世界のプラチナ・パラジウム市場で取引が円滑に進められることを目的として、1989年にロンドンで設立された機関です。


世界のプラチナ・パラジウム市場で最も権威のある登録認定機関であり、日本では次のような業者が公認業者とされています。

LPPMのプラチナ日本公認業者

アサヒプリテック(株)

マテリアルエコリファイン(株)

(三菱マテリアルグループ)

日本マテリアル(株)

田中貴金属工業(株)

(株)徳力本店石福金属興業

(株)松田産業

(株)相田化学工業

プラチナの地金

インゴットの種類と購入方法

一般的なインゴットのサイズは、5g、10g、50g、100g、500g、1kgと、多岐に渡ります。取り扱いサイズは、業者によって異なるため、さらに細かく分けているところも少なくありません。

価格はその日のプラチナ相場と重量で決まり、500g未満のバーには数千円のスモール・バーチャージが上乗せされるのが一般的です。

たとえば、プラチナ1gが3,800円の日に、スモール・バーチャージ3,000円の店で100gのインゴットを購入した場合、3,800円×100g+3,000円=41,000円となります。

プラチナ地金型コイン

プラチナには、バー型の地金の他に、地金型コインもあります。代表的なプラチナコインとしては、  プラチナウィーンコインハーモニー(オーストリア造幣局)、プラチナメイプルリーフコイン(カナダ王室造幣局)、コアラプラチナコイン(オーストラリア連邦・パース造幣局)、プラチナイーグルコイン(アメリカ合衆国造幣局発行)などがあり、いずれの品位も99.95%以上となっています

まとめ

プラチナ積立、プラチナ先物取引など、現物以外の資産運用を知ることで、プラチナ現物に対する理解もさらに深まります。ただし、プラチナのインゴットを取り扱う場合は、GOOD DELIVERY BARであるか否かを含め、本体の刻印をしっかりと確認することを忘れないようにしましょう。

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